■PMTCって何?
『PMTC』は歯科衛生士によるプロフェッショナル・クリーニングの略です。
専用の器具と研磨剤などを使用します。
処置後は”ツルツル””ピカピカ”になります!
悪い細菌が繁殖しにくい環境を作ります!
「定期検診は半年から1年毎に受けましょう」
歯科医院でこんなセリフを聞いたり、見たことはありませんか?
定期検診を受けることは歯に限らず、全身の健康を守る上でとても大切なことです。
かかりつけのお医者さんを持つこともとても大切です。
しかしながら、
「定期検診に行くたびに、また虫歯が見つかって、また通院しなきゃいけない・・・」
こんな経験をしたことはありませんか・・・?
痛くなる前に虫歯を発見できれば、最小限の治療で済むことが多いので、
歯に対するダメージは最低限で済みますから、それはそれでいいのですが・・・
本当は・・・
「虫歯を見つけるための定期検診」ではなく、
「虫歯や歯周病にならないようにするための定期検診」
が正しい姿なのではないでしょうか?
歯医者だって、好きで歯を削っているわけではないのです。(本当です!)
できれば、患者さんの歯を削らずに、健康な歯をきちんと残してあげたいのが本音なのです。
だからこそ、
「虫歯や歯周病にならないようにするための定期検診」が必要なのです。
そもそも虫歯や歯周病は、お口の中に住んでいる悪い細菌によって起こります。
つまり、
「お口の中の悪い細菌を減らして、減らした状態をキープする」
ことが虫歯・歯周病を予防する上で重要です。
みなさん毎日歯を磨いていると思います。
悪い細菌がお口の中で繁殖しないようにするには、やはり毎日の歯磨きが基本です。
歯ブラシで取れるような汚れだったら、悪い細菌が急激に繁殖することはありません。
しかし、歯ブラシで取れなくなった汚れが付いてくると、悪い細菌がお口の中で繁殖し始めるのです・・・!
どんなに頑張っても歯ブラシだけで「100%完全に汚れを取る」ことは不可能です。
毎日完璧に磨くのはほぼ不可能です。
歯ブラシが届きにくい部分や磨くのが苦手な部分に汚れが溜まり、
やがて歯ブラシで取れない汚れ(油膜やぬめりと同じような膜汚れ=バイオフィルムや、
唾液の成分によって石灰化した汚れ=歯石)に変ってきたときに、悪い細菌が繁殖し始めていくのです。
つまりは、毎日歯磨きを頑張っても、歯ブラシで取れなくなった汚れを定期的にクリーニングしていかないと、悪い細菌がお口の中で繁殖してしまうことになるのです!
■PMTCの内容
クリーニング(PMTC)を受け持つのが「歯科衛生士」です。
当院ではしっかりとした技術・知識を持った歯科衛生士が、担当制でクリーニングを担当します。
患者さまのお口の中の状態に合わせて、専用の器具や研磨剤などを選んで使用していきます。(患者さまに合わせた、オーダーメイド・クリーニングです☆)
歯ブラシで取れない汚れを徹底的にクリーニングしていきます。
さらにクリーニング後には、フッ素を塗布することで、歯の再石灰化を促し、汚れを付きにくくしていきます。
毎日の歯磨きとあわせて、定期的にクリーニングを継続していくことで、悪い細菌「悪玉菌」の繁殖を抑えた状態を作ることで、お口の環境を健康に保つことができます。(当院位相差顕微鏡で細菌の状態をチェックすることもできます!)
患者さまのお口の健康をサポートし、虫歯・歯周病を予防していくのが、
「歯科衛生士によるPMTC」
なのです。
それだけでなく、着色汚れや黄ばみやくすみも落とすことができるので、本来の歯の白さを取り戻すこともでき、「歯を白くきれいに保ちたい!」という方にもおススメです。
(「本来の歯の白さより、さらに歯を白くしたい!」という方には「ホワイトニング」がおススメです☆)
☆その他に「PMTC」にはこんな効果も期待できます!!☆
■PMTCの効果
「ホームケアのみ」(自分で歯磨きする)と「ホームケア+PMTC」両者の違いを6年間で比べてみました。
(スウェーデン AxelssonおよびLindheによる研究、1981年)
通常、患者さんが歯科医院で治療を受ける場合の大半は、一般歯科と考えていただければ良いかと思います。しかし、痛い部分のみの治療では、再発する事が多く見られます。当院では、患者さんの全身の健康を考え、治療(キュア)より予防(ケア)に力を入れております。定期検診、メンテナンスと併せて治療を受けていただくことをお勧めしております。小児の患者さんには、虫歯になりやすいことに配慮し、無料でフッ素塗布を行っています。
☆PMTCを実際に受けている患者さまのお声 BEST3!☆
第 1 位 |
ツルツルになって気持ちがイイ!(汚れがつきにくい状態に仕上がります♪) |
第 2 位 |
着色汚れが落ちて白くなった!(本来の歯の白さが取り戻せます♪) |
第 3 位 |
先生のチェックがあるので安心できる |
|
(虫歯が見つかってもすぐに治療できますし、最小限の治療で済むことがほとんどです。) |
■あなたはどの道を選びますか?
生えてきたばかりの歯はみんなピカピカの新品ですが、
時が経つにつれてそれぞれ違った道をたどっていきます。
しかし、私たちは自分で働きかけて未来を変えることができるのです。
■歯の一生
この現実をあなたはどう思いますか?
あなたは生涯、自分の歯ですごしたいと思いませんか?歯を守るための様々な方法があります。ホームケア、定期検診(プロフェッショナルケア)をご存じですか?
■エピソード1
ある男性の患者様がおっしゃいました。
◇「ああ、もっと早くこういう方法に出会っていたら僕の歯はもっとたくさん残っていただろうに」
◆「そうですね。昔はこういう歯のクリーニングはあまり一般的ではありませんでしたからね。
でも○○さんはお仕事がお忙しいのに頑張って定期的に通ってくださってますね」
◇「忙しいけど床屋には毎月行くからなぁ。習慣になれば同じ事だよ」
床屋に通うように、定期的に歯科医院に通って歯を守るためのクリーニングを受けることが重要です。
■エピソード2
アメリカ映画で重要なビジネスの面談中に「歯医者の予約があるので、今日はこれで失礼する」
などと言っているのを見かけますが、これは虫歯の治療をしに行くのではなく、PMTCを受けに行くためなのです。
自分の健康を厳しく管理することが求められるアメリカでは、ここぞというときに歯が痛くなって
活躍できないような事態に陥ったら、それは自分の日頃の健康管理が悪かったということになるのです。
そうならないために日頃から平日の昼間に仕事を抜け出してでも、定期的に歯科医院でクリーニングを受けているのです。